理事長挨拶

平成25年度始めにあたり

謹白
 平素より本学会にご指導、ご協力を賜り、ありがとうございます。心からお礼申し上げます。
さて、平成25年度始めにあたり、ご挨拶を申し上げます。

 平素の本学会役員、会員の先生方のご尽力のお陰で、今年度はさらに新しい日本小児心身医学会へと発展して参ります。この場を借りて2点ご報告致します。

 まず始めに、本学会は今年度中に一般社団法人化を目指しております。本学会は日本小児科学会の公式分科会ですが、任意団体として活動しておりました。しかし、近年の子どもの心の診療に対する増え続ける要望と期待、災害における子どもと保護者への心の診療など、社会的にも本学会が非常にクローズアップされて来ました。より一層の社会貢献を果たすため、透明性、公平性の高い組織へと発展することが不可欠であると判断致しました。そこで、本学会会則委員会(委員長、竹中)を中心に3年前から準備を進め、総会の承認も得て、法人化への準備が整いました。今年の学術集会総会でご報告ができると思います。昨年度には、日本小児科学会が公益社団法人へ移行しましたが、分科会である本学会の法人化は望ましいものと考えます。会員の皆さまのより一層のご支援を賜りたく存じます。

 第2点目です。本学会は認定医資格制度を採用し、昨年度は第3回認定医試験を施行し、すでに58名(24年度末)が認定医資格を取得しています。本学会は、専門医資格制度を目指していますが、今年の3月にが日本小児科学会専門医を基礎専門医とする2階建専門医として認められました。これには本学会認定医制度委員会(委員長、岡田)、村上庶務担当理事が尽力しております。今後より多くの優秀な専門医を養成すべく、本学会としてより一層取り組みたいと考えています。

 さて話は変わりますが、しばらく暗闇の中にあった日本において、昨年末からようやく陽が差してきたように思われます。子どもの健全な心の育成には正しい教育が不可欠であり、平成18年10月、安部内閣は教育再生会議を設置しました。しかし、その後の福田内閣で頓挫、日教組が支持する民主党政権はこれを廃止。最近のいじめ問題再燃は、当然の結末でありましょう。幸い、第2次安部内閣の誕生で、本年1月に教育再生実行会議が開催(実質上の再開)され、すでに本年2月には、いじめの問題等への対応について第一次提言がなされました。その中で「いじめは絶対に許されない」「体罰禁止」が明確に打ち出されています。また時同じくして、2月の日本医師会学校保健講習会では「いじめ防止」の特別講演が行われました。座長は本学会の藤本保常任理事、演者は井澤一明いじめから子供を守ろう代表でした(日医NEWS,第1236号)。 このように子どもの心を育むための取り組みが、政治でも医師会でも急展開で進められていることは大変に喜ばしい事であり、心から歓迎致します。本学会としても今年度はさらに社会貢献を行うべく、社会の幸福化実現事業の推進や意見発信を積極的に行い、「先見性」と「先導性」を具現化させていく所存です。皆さまのご支援をお願い申し上げます。

平成25年4月1日
日本小児心身医学会 
理事長 田中英高

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