理事長挨拶

平成26年度を迎えて

謹白 
 平素より本学会にご指導、ご協力を賜り、ありがとうございます。心からお礼申し上げます。  

 冨田和巳前理事長から私が理事長を引き継ぎ、今年で6年目になります。本学会の役員、および会員諸先生方のご尽力とご協力のお陰で、さまざまな活動を展開し、数多くの成果を上げることができました。 その集成として、本年1月、日本小児科学会雑誌に「小児心身医学の現状と展望」と題して総説を寄稿し、巻頭を飾らせていただきました(日児誌2014;118:1-8)。 この場を借りてその概要を述べ、平成26年度を迎えてのご挨拶にさせていただきます。  

 最大の成果は、「小児心身医学の小児科医への普及」であったかと思います。これは冨田前理事長が設立当時から掲げてきた本学会の理念です。星加明徳元理事長時代に企画された各種心身症ガイドラインが南江堂から出版され(2009)、 この数年間で多くの小児科医に利用されるようになりました。さらに全国7つの地方会の設置で普及活動は進み、毎年約5%の会員数増加にも反映されています(平成26年2月10日現在1124名)。  

 昨年、本学会は一般社団法人へ移行しました。法人移行の意義については前回述べましたが、一言で述べるなら「組織パワーを結集した理念実現への不退転の決意」です。 そして目指すべき目標は、心と身体の医学・医療を通して、すべての子どもとその家族が「自分は幸福な人間です」と語れる未来社会を実現することです。「信念を失ったその場しのぎの我々大人(冨田)」にならず、 人生の意味するところを深く洞察する人になることを強く願っています。すなわち池見のいう『全人医療の核、幸福の医学』としての役目を果たしていく所存です。  

 今年度の第32回大会は竹中義人大会長(たけなかキッズクリニック)の下、2014年9月12日(金)~14日(日)、大阪国際交流センターで開催します。テーマは『再考 子どもの心とからだ:職種の垣根をこえて』です。 多くの会員、ならびに関係者にご参加頂けますよう、心よりお願いいたします。  

 なお、以下に各種委員会の昨年度の活動概要をまとめました。今年度も引き続き、会員諸先生方のご支援、ご協力をお願い申し上げます。

認定医制度委員会(汐田、岡田):第4回認定医試験を実施、20名が合格、現在78名、認定指導医42名
研修委員会(汐田、渡邉):認定医試験にマッチした研修会を開催。
研究委員会(小柳、永光):診療ガイドライン入院編を完成。多施設共同心身症アウトカム研究が科研費と協同で実施中。公立学校でのデータ収集解析を終了。
編集委員会(石崎):年4号機関誌に原著、総説、診療ガイドラインを続々掲載。
薬事委員会(石崎、深井):適応拡大等の情報提供。
地方会委員会(藤田、梶原):非会員が参加できる全国7地方会から入会者続出。
保険委員会(藤本、永井):内保連に加入し26年診療報酬改定に尽力中。
広報委員会(田中、松島):小児心身医学の最新情報、e-learningをHPに。社会への意見発信(日児誌:2014;118:1-8)。
会則委員会(竹中):一般社団法人移行、および当該規則を整備。
庶務(村上):財務、渉外担当。専門医機構連絡担当。

平成26年4月1日
一般社団法人 日本小児心身医学会 
理事長 田中英高

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