研究委員会からのお知らせ
研究委員会からのお知らせ
研究委員会 多施設共同研究事業
研究委員会は、研修委員会より2007年9月に分離独立いたしました。以下の表にありますように、2つの事業活動を行っています。
(I)各種小児心身症ガイドライン作成事業と、(II)新規部門事業です。
ガイドラインは、こちらの図のように、起立性調節障害、神経性無食欲症、不登校ができています。
詳細は以下の表をご覧下さい。
(I)各種小児心身症ガイドライン作成事業
事業名 (開始年) |
担当者 ◎責任者 |
事業内容 | 進行状況・成果発表 |
---|---|---|---|
摂食障害診断・治療ガイドライン (2003-) |
生野照子 井口敏之 石橋直子 岡田あゆみ 河野正樹 地嵜和子 冨田和巳 福田ゆう子 ◎宮本信也 渡辺久子 |
1)日本における小児の摂食障害の疫学データ整理 2)小児の摂食障害の「診断基準」作成 3)治療ガイドラインの作成 4)予防ガイドラインの作成 |
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小児起立性調節障害診断・治療ガイドライン (2003-) |
石谷暢男 梶原荘平 ◎田中英高 藤田之彦 増谷 聡 松島礼子 梶浦 貢 本多和雄 EBMグループ |
1)起立性調節障害の心身医学的診断・治療ガイドライン作成 2)同ガイドライン案の妥当性と利便性の検証 3)同ガイドラインの周知、啓蒙活動 4)同ガイドラインを用いた症例集積 |
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小児心身医学における疫学統計ワーキング(EBMグループ) (2004-) |
石崎優子 ○塩川宏郷 竹中義人 ◎汐田まどか (○前責任者) |
1)臨床研究蓄積の整理、小児心身症研究の方向性の提示 2)会員向け統計解析研修会の開催 3)治療効果判定、予後判定の方法論開発 4)小児心身症のアウトカムに関する研究 |
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不登校ガイドライン (2004-) |
河野政樹 小柳憲司 岡田あゆみ 冨田和巳 ◎村上佳津美 |
1)不登校における実態調査 2)一般医向け不登校への対処のガイドライン作成 3)症例集積 |
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くりかえす子どもの痛みガイドライン(2007-) | 安島英裕 神原雪子 ◎石崎優子 中尾亮太 島田 章 竹中義人 |
小児の頭痛と反復性腹痛・過敏性腸症候群を含めて「くりかえす子どもの痛み」としてガイドラインを作成する | 各担当者が執筆中(2008年4月) |
(II)新規部門事業
社会的ニーズの高い、あるいは会員にニーズのある事業計画が2005年9月に承認された。
- 社会活動—主に災害時のメンタルヘルス対策—
メンバー:
◎北山真次、岡田由香、小林繁一、田中篤、藤川貞敏、渡部泰弘、河野政樹(オブザーバー)事業計画:
これまでに作成された災害における小児のメンタルヘルス関連の調査報告書や対応マニュアルなどを検討し、それを踏まえ、「主に災害時のメンタルヘルス対策」についてのガイドラインやマニュアル作成進行状況:
現在、準備中である。 - 新領域の企画と実行—ホリスティック医学
メンバー:
◎河野政樹、小林繁一、佐野博彦、田中徹哉、渡部泰弘、村上雅彦事業計画:
ホリスティック医学に対する会員の意識調査を実施した。結果は学会で発表し、学会誌に掲載することになった。
平成18年度に実施した評議員アンケートの結果では、ホリスティック医学の捉え方にはバリエーションが多く、また心身医療における認知度も高いとは言えず、ガイドライン等の事業を進めるにはまだ時期尚早であると考えられた。したがって、18年度末で当該新規事業は一旦終結した。 - 医療者の心を守る(メンタルヘルス)
メンバー:
◎泉和秀、氏家 武、舘有紀、佐久間秀哉事業計画:
我々会員が如何にして自身の心を守ればよいのか。そして、医療者としてのあるべき姿とはどのようなものなのか」を考え、セルフヘルプを支援するための活動を行う。進行状況:
地域医療学術集会シンポジウム
「医療者の心を守る-医療者のあるべき姿を目指して-」における発表
(2006年8月20日都道府県会館)医療者の心を守る:いま私達ができること
(大阪医科大学小児科 田中英高)若い看護師が感じるジレンマとメンタルヘルス
(筑波大学大学院人間総合科学研究科 看護科学系 上野恭子)ターミナルケアでぶつかる壁:自分自身が燃え尽きないために!
(茨城キリスト教大学 栗原加代)精神科医の立場から:限界設定について
(滋賀県立精神医療センター 泉 和秀)